ちょっと笑える初潮の話
忘れもしない
私が四年生の時の話です。
私はその頃、身長はたいして高くはありませんでしたが、とてつもなく太っていました。
授業中先生が言いました。
今から名前を呼ばれた女子は保健室に移動をしてください
教室が尖った鼻の主人公が出てくるアニメばりにざわざわする中保健室へ
女の先生が初潮について語りはじめました。
体格のいい女子を呼んだことがわかりました。
私はとても残念な女子だったので、その時初めて生理というものを知りました。
教室に戻るともう大抵の女子と、一部の男子が察していて
後ろの席の女子に聞かれました。
生理のはなしだよね?と
保健室の先生が残っていた女子と男子に言いました。
初潮は大人になるためにとても大切なことです。
からかったりせず、いたわってあげてくださいね。
先生が私の顔を見て言いました。
彼女がこのクラスで一番最初に初潮を迎えました。おめでとう。
クラスの女子達が口々に
おめでとう。
私は恥ずかしかったけど、少し嬉しいような、誇らしいような複雑な気持ちでした。
幸い男子にからかわれる事もなく、その日は家路につきました。
帰宅後すぐに母に初潮をむかえた事、用意が必要だという事を話すと
母が一言
本当に生理?
血はお尻から出てない?
わたしの初潮は痔だったのです。